レスベラトロールは、もともとポリフェノールの一種であり、さまざまな植物に含まれているため、さまざまな原料から採取されています。
必ずしもブドウが原料とは限らりません。
海外で主に使用されているレスベラトロール素材として、「イタドリ（Polygonum cuspidatum、漢方名：虎杖根・コジョウコン）」という植物が存在します。
その原料となる植物の中には、「イタドリ」のように日本では医薬品に区分されます。
イタドリの根茎には、アントラキノン誘導配糖体のポリゴニン、フラボン配糖体、タンニン、エモジン、エモジンメチルエーテルなどを含みます。
ちなみに、エモジンは、ハブ茶（ケツメイシ）やアロエベラなどに含まれている緩下作用（お腹がゆるくなる作用）のある成分です。摂取し過ぎると、下痢になります。
海外から個人輸入された非常に安価なレスベラトロールのサプリメントは、ほぼイタドリ原料のレスベラトロールが使用されているっていう情報も目にしました。
赤ワイン抽出物、ブドウ初芽抽出物、ブドウ果皮エキスなどのブドウを原料とした高品質のレスベラトロールは安全ですが、副作用のあるイタドリなどを原料とした低品質のレスベラトロールは大量摂取すると、危険な場合もあります。